ゼロカーボンは文明を滅ぼす

2023.1.26

朝邉博史

地球上の動物は、酸素を吸収し二酸化炭素CO2を排出する。地球上の植物は二酸化炭素CO2を吸収し、酸素を排出する。

当たり前のことであるが、地球全体でみれば、CO2が増えれば、植物は繁茂し、作物、果物等もたわわに実り豊作となる。逆にCO2が少なくなると作物を含むあらゆる植物は不作となる。

いま、文明はゼロカーボンを指向し、逆の文明実験をめざしているように思えてならない。CO2が増加するのであれば、植林をするなり、今まで作物が取れなかった地域でも、土壌改良などと組み合わせて作付けに挑戦するなど、地球上の食糧難を解決する道もある。

どこかで、誰かがターニングポイントを指摘する必要があるが、作物の不作による食糧難と人口減という代償を払うことになるように思えてならない。

「ゼロカーボンは文明を滅ぼす」という考え方を、頭の片隅でもどこかに置いておいて頂きたい。