検察は真実の追求をせよ

2024. 12. 7

朝邉博史

2024年10月9日袴田事件の袴田巌さんの無罪が確定した。実に58年の歳月をかけて確定した。検察の使命は正義を実現し、真実を明らかにすることではないのか。

他の冤罪事件でも透けて見えるのは、検察の姿勢が、面子と勝負にこだわっているように見えることである。そのためには証拠の捏造もするように見える。

私事であるが、4年前に交通違反事件で、警察が違反証拠を捏造することがあった。私は、当事者で真実を知るものとして最後まで否認し続け、最後は不起訴処分となった。担当警察官を違反証拠捏造で告発したが、こちらも不起訴処分となった。人によるが、現代でも署内の自分の立場を守るため、証拠の捏造はされることがある。

検察の使命は、面子や勝負にこだわることではなく、真実を明らかにすることではないのか。途中で、内部の不正が認められた時は、正々堂々と真実の公表をするべきである。