久しぶりの日本人横綱を祝福する
2025.05.26
朝邉博史
久しぶりの日本人横綱「大の里」が誕生する。日本の国技である相撲は、最近、モンゴル人の横綱が続き、まるで格闘技のような様相を呈している。
相撲は、本来、五穀豊穣を祈り執り行われてきた神事であり、神様に勝負を奉納するものでした。神様の前でする相撲は、勝っても負けても正々堂々とし、祝福される、武士道精神の流れるものでありました。
モンゴル相撲を非難するものではありませんが、それは、格闘技として発展してきたものであり、日本の相撲とは、精神性が異なり、一線を画するものであります。日本相撲協会は、日本の大相撲を取るものは、礼儀作法から始まって、精神性の高いものであるという教育が必要なのではないかと思います。
相撲の立ち合いの前に、音で相手を威嚇したり、睨みつけたりするような行動は、見苦しさを感じます。今回、誕生する日本人横綱は、柔和で精神性の高さを感じます。どうか、これを契機に、本来の日本の国技である大相撲を取り戻して頂きたいと思います。