ワクチンパスポートの義務付けは差別である

2021.11.17

朝邉博史

日本のコロナ感染は急減している。しかし政府は、各所でワクチンパスポートの義務付けを行おうとしている。国民の4人に一人は、ワクチン接種を受けていない。理由は、アナフィラキシー、免疫疾患、本人の自由意思等いろいろあるであろう。

これは、法律によらないで、国民の自由意思と行動をコントロールしようとする動きである。緊急事態宣言下での飲食店、デパート等の営業自粛要請もそうであったが、お店の営業する権利、国民の消費する権利はあるはずである。国民には判断能力はあるので、対策を講じていないお店、またはクラスターが発生したお店は、客足が遠のくのである。情報提供こそが必要であるのに、クラスターが発生した情報を公開しないで、国民の行動を規制する動きはいかがなものか。

遥かに数の少ないLGBTの権利の保護をしようとしているのに、事情があって、あるいは本人の自由意思でワクチン接種をしていない人を排除する動きは、明らかなる差別である。

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