日本への核先制攻撃を表明する中国
2021.07.29
朝邉博史
7月1日の中国共産党創立100周年式典での習主席の発言を受け、麻生副総理が、「中国が台湾に侵攻した場合、集団的自衛権を行使できる事態になりうる」と発言した途端に、中国外務省の報道官は猛反発の主張をした。さらに、中国のYouTubeといわれるXiguaVideoに「日本が台湾有事に軍事介入すれば、中国は即座に日本への核攻撃に踏み切る」という戦略をまとめた中国の動画を紹介した。兵士1名、航空機1機、船1艘が派遣されても、中国は、日本が無条件降伏するまで、核を落とし続けるというものである。
2日で200万人が視聴した後、削除されたが、今度は中国陝西省宝鶏市の共産党委員会が、再公開した。中国共産党政権の了解なしとは考えられない。
アメリカのメディアはすぐ報道したが、日本は、メディアも報道しないし、政府も抗議すらしない。まるで百田直樹氏の「カエルの楽園」のようである。いよいよ中国は、その本性を明らかに現して来ている。「対中国政策は、政治と経済は別々に対処する」と言っている場合ではない。
日本人よ、大和魂を取り戻せ、武士道精神を取り戻せ。